2017年4月6日木曜日

少子高齢化社会

 桜が満開だ。例年より遅れていた開花がやっと見ごろを迎えた。東京の郊外に住んでいて、地元で4月1日~2日に開かれた  “桜まつり” は、見事に空振りで真冬並みの寒さに咲きかけた蕾が震えていたが、4日ごろから気温が上昇して開花が勢いづき昨5日にほぼ満開になった。
←写真は私が住んでいる団地内の公園の桜だが、まさに“咲き誇る”という形容がぴったりの姿で、自宅のベランダからも臨める場所にある。
 この雄姿も3日間ぐらいの眺めで、直ぐに散りまじめるのだろうが、その儚さも堪らない。

 私らの国「日本」はいま少子高齢化に突入し、あと30年も経てば人口も大幅に減少して「一億人国家」の地位から降りることになるだろうと言われている。そして、人口が大きい国が良いとは限らないが、人口が減少している国が地域の大国としての地位を高めた例は歴史上存在しないとされているとも。

 日本はこれから職業における定年制というものを廃止する方向へ行かざるを得ないだろう。もともと欧米では定年制など無いという。いずれにしてもわが国の人口動態がこのまま進めば今世紀末には5千万台まで落ち込むと言われているのだから事は深刻だ。

  もっとも、かく言う自分はすでに後期高齢者で、物忘れはするし体力も衰えて、とても3~40代、50代のようにバリバリ働けるとは思えないし、今世紀末まで生きていられるはずもない。しかし、身体が動くうちは働きたいし、現役を通してもいるつもりである。

 仕事を提供してくれる側の想いを詮索すると、現場で倒れては厄介だから二の足を踏んでしまうこともわかるので、現状では仕事量の軽減は仕方ないのかも。ただ、これからの高齢化社会にあって高齢者の活躍が増えるにしたがい、発注者側の意識も変わるだろうと期待している。

 高齢者が介護の対象ではなく、年齢に関係なく働ける環境をつくり働き手の1人当たりの生産性を高めれば、国民の所比率は人口減をカバーできるのではないか。正直、経済の話は門外漢であるが、孫・子(日本国民)の行く末は高齢化社会の在り様次第で吉・凶が決まるような気がします。
 


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