2017年3月3日金曜日

中国でも『君の名は。』が

 去年公開されたアニメーション映画『君の名は。』(新海誠監督)は、日本公開の3か月後にはお隣の中国でも上映され、興行収入1位という記録的な大ヒットとなった。
 
 中国での日本映画公開は2006年~2015年までの10年間で合計17本という少なさだったが、2015年にアニメ映画の『STAND BY ME ドラえもん』がヒットして、昨年の2016年には計11本の興行に繋がった。
 
 そして、日本国内でもセンセーショナルの『君の名は。』を先陣に、『ドラえもん 新・のび太の日本誕生』,『ONE DIECE FILM GOLD』,『ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年』など、11本中9本がアニメーション映画だったという。
 
 近年、中国の経済発展で映画館が増えたり、2~30代の中国人の多くが幼・少年時代にテレビを含む映像で日本のアニメに親しんでいることも、日本映画を受け入れる土壌が熟してきた現れだろう。

 とかく国家レベルでは南シナ海、尖閣諸島などの問題でギクシャクした関係にあるが、一方で観光や文化の交流を深めていることも事実で、こうした動きが明るい将来の兆しとして期待できるのではなかろうか。


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