2008年3月25日火曜日

スピルバーグ監督は・・・

 スティヴン・スピルバーグ監督が、中国から要請されていた北京オリンピックのアーティスティック・アドバイザーの職を断りましてね。監督自身はこの開会・閉会式典の演出に魅力を感じていたようです。中国のスーダン内戦への介入が、降板を決意した理由でしょうね。

 スーダンの内戦は1983年以降、北部のイスラム教徒を主体とする政府と、キリスト教徒が多い南部のダルフール地域を基盤とする反政府勢力の紛争です。2005年に和平の合意が成立したのですが、現在も対立はくすぶり続けています。

 で、その激しい内戦時代に政府側へ武器を輸出していたのが中国なんです。だから、この殺し合いの拡大に深く介在したことは紛れもない事実といえます。

 スピルバーグ監督といえば「ET」や「ジュラシック・パーク」をはじめ、ヒット作品が数多いので、誰でも知っていますよね。わたくしは第二次大戦のドイツ・ナチスの残虐を描いた「シンドラーのリスト」が最も好きな作品です。他は、正直にいうと私好みの映画ではないのですが・・・・。

 しかし、今回の中国に対する監督の態度には心から支持したい。例の餃子中毒事件は2ヶ月たっても真相が藪の中、チベット族の暴動も闇の中、お隣の大国は何を考えているのですかねぇ。中国人の友人(がいますが)とてもいい奴なんですが。

 

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