そして、この犯行がイスラム過激派グループによるものだということで、ジャーナリスト後藤健二氏の悲惨な事件に次いで、日本人には衝撃が大きかったね。
2011年の「アラブの春」はチュニジアで始まり、アルジェリア、リビア、エジプトと北アフリカの各国へ民主化運動が広がったが、私はその翌年にエジプトの首都カイロへ行った。
いま顧みると、ちょうど動乱の隙間だったようで、異国の文化に触れたいという観光気分の旅行だったが、帰国した翌年には政変の様相を呈してきた。
カイロにはイスラム教徒によってつくられ長い間繁栄した街(地区)があって、沢山のモスクが建ち並び、私はそのひとつムハンマド・アリ・モスクを見学した。
イスタンブールのブルーモスクを模して造られ、エジプト独立の功労者ムハンマド・アリによって1857年に建てられたそうが、とにかく荘厳で美しい。
イスラム教徒の大半は敬虔な信仰者、最近のテロの横行とその被害が身近に及ぶ状況は「人生、なにが起きるかわからない」にしても、歴史的な異常事態に違いない。
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カイロのイスラム地区にあるムハンマド・アリ・モスク |
なにせ、わが国の総理大臣安倍晋三さんを名指しでイスラム過激派ブループが標的にしているのだから、下々のわたしらも遠い外国のテロ騒動では済まなくなりましたよ、みなさん!
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