映画の出演者(cast)というポジションは
素人でも可能であるといえるが
プロ(俳優)と素人との違いをあげるなら
演技力の有無ではないでしょうか
演じるという経験がない人たちでも
芝居心があって役の柄に合っていれば
プロ以上に素晴らしい成果をあげるし
素人が駄目ということではない
映画における役者というのは
多分に演出(監督)に負う部分が多く
そういう意味ではプロも素人も関係ない
それに両者の差は曖昧でもある
しかしながらプロでないと表現できない
という物(役)は歴然として在る
例えばスピルバーグ監督作品の
リンカーン(題名も同)大統領
この歴史上の人物を演じるのに
素人ではとても無理であることは明白
わかりやすく極端な例を引いたが
役の効果的な人物形象がプロの仕事
監督が素人を配役する場合は
その役に当てはまる下地(柄)だけで
演技はあまり求めていないはず
地で芝居するのは素人にもできる
まぁプロの俳優は監督との相性や
波長が合わないと上手く行かないが
作品自体は監督のもので役者は
その意匠を具現化する道具に徹します
監督が求めているもの以上のものを
提示したいという下心で、ね
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