GW(ゴールデン・ウィーク)は本日で明けるが、この時期の日本は新緑の映える清清しい気候である。都会暮らしでは季節感が希薄になりがちだけれど、寒すぎもせず暑すぎもしない気候の体感が心地よい。
さて、巷間を賑わしている憲法改正問題だが、いま各方面で現行の憲法を変えようという動きが盛んだ。そして、今夏に予定されている参議院選の結果次第では、改正が現実化しそうな勢いでもある。
私は必ずしも改定を否定するものではないが、いまの流れで改憲すると「戦争放棄」を定めた現憲法の骨子が完全に失われると危惧している。戦争放棄など非現実という改憲派には同調できない。現憲法は世界に稀な平和憲法だからだ。
この現憲法をGHQ(連合国軍総司令部)の押し付け憲法という人たちがいるが、敗戦時の新憲法制定に至る歴史的事実は決してそうではない。調べれば解かることだが、戦前の憲法と比べて非の打ち所がない主権在民なのである。
時代が進んで現実に適わない条項が発生するのは当然であるが、普遍・原則的な弟9条をはじめ、さきの大戦で払った国民の多大な犠牲を思えば、非戦国家の誓いを破るような憲法の改変は改悪でしかない。
大変僭越ながら現実にそぐわないという点でなく、国家国民にとっての正義を念頭に、憲法議論を進めていただきたい。
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