山田五十鈴さん(7月9日死去、享年95歳)、凛とした佇まいに艶やかで素敵な女優さんでした。10年前の02年4月に体調不良で入院され、その後、川崎市の高齢者介護施設で療養されていたそうですね。訃報を聞いてスクリーンの名場面が走馬灯のように脳裏を駆け巡りました。大のファンでした。
高齢者には否応なく要介護や死が迫ります。今春、齢92歳の母を亡くして、その哀しみが癒えぬ間に、新藤兼人監督、山田五十鈴さんですから、今年はなんだか、小生には大きな節目となりそうな気がしてます。
先日、介護士さんの研修用DVDに出演する機会があり、要介護患者を擬似体験したのですが、介護士さん役をプロの方がして下さったので、余計に身につまされました。人間、不慮の事故で命を落すこともありましょうが、老いも避けられない天命、ですか。
母も亡くなる前1ヶ月間ほど高齢者の施設にお世話になっておりました。ですから身近にも要介護の対象者がいた訳ですけど、人は年齢を重ねて身体が衰えていくなかで、如何に生きるかが重要なんでしょうね。でも、これが大変に難しい。
まぁ、私など今更真っ当な生き方ができるはずもなく、死の間際にうろたえるような醜態を演じてしまいそう。いや、出来れば微笑みながら行きたいものですが、そのためには今を楽しく過ごさなければ、などと甘い甘い・・・・ですよね。
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