
今日は日本の「終戦記念日」、66年前の自分は実母の里である群馬県利根郡片品村須賀川の疎開先で小学校へ入学した年です。そして、8月15日の正午に近所の家で大人たちが玉音放送を聞いていた事や戦争が終わったと話し合っていた事をおぼろげに覚えています。
疎開先の片品村はいまでは観光地として人の出入りが活発ですが、当時の須賀川は人里はなれた山奥で、戦火をほとんど感じないのどかな暮らしだった。父が徴用で兵役に就いたため母と小学5年の姉、4歳の妹と母子4人が東京大空襲の直前に片品へ避難しました。
昨夜テレビ朝日系列で山田洋次監督の映画「母べい」(2007年、松竹)が終戦特別企画として放映され、劇場でも観たが改めて拝見した。その時代背景と同年代に生を授かってるわけだが、なんせ戦火と遠く離れてのほほんと暮していた幼少の身ゆえ、体験が希薄で情けない。
映画では吉永さんの母べいが教師の職にあり、学校のシーンなどぼくの実体験と重なる部分がありました。自分の入学時は国民学校といって男女別教室だったが、半年もしないうちに敗戦で学制が変わり男女共学になって、うれしかったのを覚えている。映画では男女共学のように見えましたが・・・・戦前はどうだったんでしょう?
しかし、すでに戦争を知らない世代ほほうが多くなり、終戦記念日というと戦後生れの人たちも一様に戦争を悔やむようですが、歴史を正確に認識するためにも「母べい」のような映画を観て欲しいですね。
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