
一昨日の夕方だが、久しぶりに六本木へ出かけた。地下鉄日比谷線の六本木駅を下車して、外苑東通りと首都高3号渋谷線の交差点口を出ると目の前に俳優座劇場があり、近くにはテレビ朝日の局舎もあって、この界わいは通い慣れた場所だったが・・・・。その交差点の周辺は様変わりしていて、思えば自分の親近感は随分昔の記憶にまつわるもので、時の移ろい思い知らされた。六本木交差点からはかのヒルズ(写真)ビルの威容が目前に見えて、界隈の賑わいは半端じゃない。
行き交う人々が様々で外国人も多く、やはり若い人たちが目立ち活気がある。まあ、年寄りには刺激的で疲れるかも。映画や小説、音楽など創作に関わる者たちにとって、新しい感覚が欠かせないものだが、若手の作品に接するとよくその感覚についていけないことがある。歳のせいかも知れないが、創作に関わる者なら、例え高齢であっても感覚が古ければ観客の支持は得られないものだだろう。六本木の街を歩いていて、そんな思いにかられた。それにしても、感性というのは歳とともに鈍るようで、よほど独立自尊を徹底しないと無為に流されてしまう。自戒。
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