毎日毎日、こう暑くては身体も気持ちも萎えて・・・・という心境、
いっそ避暑休暇を宣言してのんびり過ごしたほうが得策なんだろうけど、
先立つもの(お金)が無い身にはままならず、猛暑に耐えるのみ。
いま、司馬遼太郎さんの随筆本「この国のかたち」を読み返している。
円高、デフレ、新政権民主党の代表選、100歳以上高齢者の不明、等々、
なんだか不安だらけの現代社会(日本)に生きていると、
これが新時代なのか、それともいつか来た道に迷い込んでいるのかと、
判断がおぼつかなくなってくるのは歳のせいだろうか。
文明の利器は日進月歩だけれどそれがイコール文化の成熟にならない。
生活の利便性は上がったが自殺者や鬱病患者が増えているように、
人間の豊かさは精神的な要素に負うところが大きいのだろうね。
文学とか映画、演劇、音楽、絵画などはまさに精神と深く関わる産物、
ところが、これらはほとんど個人的な創作活動で生れる一方で、
理解し支えてくれる人々がいないと成立できないものだ。
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