2010年8月26日木曜日

人は、いかに生きるか!

8月も下旬だというのに猛暑の勢いが治まらない。
今夏ほど熱中症の脅威にさらされた年は・・・
咽喉もと過ぎれば暑さを忘れる、なのかなあ、
いや、天変地異に繋がる異常気象が起きていて、
世界各地で頻発している豪雨の惨状といい、
自然界が従来の軌道を大きく踏み外したみたい。

まぁ、その辺のことは気象の専門家に任せて、
素人としては現実を “いかに生きるか” が問題。
まさか、自宅で睡眠中に熱中症に殺られるなんて、
これまでの経験則では思い及ばないもの。
人間というか生き物はすべて気象・気候によって、
生かされてる、と今更ながら感じ入ってしまう。
そういえば昔、病人に転地療法ってのがあったが、
気候って心身の健康とも深く関わってるよね。

話はかわるけど、映画や小説なんかでも、
気象や季節感が物語のリアリティーに欠かせない。
例えば小津安二郎監督や黒澤明監督の作品、
モノクロ映画だけど、「東京物語」での炎天の夏空、
豪雨を活写した「羅生門」や「七人の侍」など、
人間と気象の関係が実にうまく捉えられている。

俳優の演技だって気象に助けられることが多い。
豪雨の中のセリフが怒鳴り声になるようにね。
こうした現象を「芝居」だからと侮ってはいけないよ。
普段の生活が気候にどれだけ影響されてるか、
気象に対して真摯に向き合うことが、
自分を生かし、活かすことになると思うんだよね。

あッ、今回は少々理屈っぽいブログになったかも・・・
ご気分を損ねましたなら、何卒ご勘弁を願います。

*所属事務所 俳協 HP↓
     http://www.haikyo.or.jp

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