8月も下旬だというのに猛暑の勢いが治まらない。
今夏ほど熱中症の脅威にさらされた年は・・・
咽喉もと過ぎれば暑さを忘れる、なのかなあ、
いや、天変地異に繋がる異常気象が起きていて、
世界各地で頻発している豪雨の惨状といい、
自然界が従来の軌道を大きく踏み外したみたい。
まぁ、その辺のことは気象の専門家に任せて、
素人としては現実を “いかに生きるか” が問題。
まさか、自宅で睡眠中に熱中症に殺られるなんて、
これまでの経験則では思い及ばないもの。
人間というか生き物はすべて気象・気候によって、
生かされてる、と今更ながら感じ入ってしまう。
そういえば昔、病人に転地療法ってのがあったが、
気候って心身の健康とも深く関わってるよね。
話はかわるけど、映画や小説なんかでも、
気象や季節感が物語のリアリティーに欠かせない。
例えば小津安二郎監督や黒澤明監督の作品、
モノクロ映画だけど、「東京物語」での炎天の夏空、
豪雨を活写した「羅生門」や「七人の侍」など、
人間と気象の関係が実にうまく捉えられている。
俳優の演技だって気象に助けられることが多い。
豪雨の中のセリフが怒鳴り声になるようにね。
こうした現象を「芝居」だからと侮ってはいけないよ。
普段の生活が気候にどれだけ影響されてるか、
気象に対して真摯に向き合うことが、
自分を生かし、活かすことになると思うんだよね。
あッ、今回は少々理屈っぽいブログになったかも・・・
ご気分を損ねましたなら、何卒ご勘弁を願います。
*所属事務所 俳協 HP↓
http://www.haikyo.or.jp
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