2010年8月9日月曜日

チャップリンの名言

日本で公開されたチャップリン映画はほとんど観てるが、だいぶ昔のことなので、断片的なシーンやカットを走馬灯のように覚えてるだけだ。ただ、そのヒューマニティーあふれる作品に心を奪われた当時の感覚だけは終生忘れないだろう。映画というのは、そんなものかも知れませんね。

そのチャーリー・チャップリンが、映画の中のセリフだったと思うが、次のような名言を残している。
「この人生は、どんなにつらくとも生きるに値する。ただ、そのためには三つのことが必要だ。それは、勇気と、希望と、いくらかのお金だ」。

よく知られた言葉なので名言といったが、それはぼくの個人的な見解で、異論もあるだろう。例えば、利益追求を本旨とする企業・ビジネスの世界では“いくらかのお金”では済まなかろう。しかし、職業は別として、人間の生き方、人生、幸せということを考えると「知足」に行き着く。

足るを知る(知足)と利益を追い求めることは背反する。金儲けが生きがい、それはそれでいいでしょう。好きなことに専念する、これはこれでいいはず。自由業というか、俳優などを生業にしてると、生計が立ち行くだけのお金、チャップリンの言う“いくらかのお金”が至言と聞こえる。

また、「希望」が無ければ好きな事を続けては行けないし、問題は「勇気」かな。自由に好きなことをやるって障害も多い。何故こんな作品に、こんな役に、なんて思うことは結構ある。で、信念がないと状況に流されるだけだ。俳優が出演依頼を断るのにも勇気がいる。

*所属事務所・俳協 HP↓
       http://haikyo.or.jp/ 

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