新しい年も正月3が日が瞬く間に通り過ぎて、お屠蘇気分もそこそこにありきたりの日常へカンバック。暦の関係で正月休みが短かったせいもあるのだろうが、政権交替による諸々の政策変更や景気の先行き不安で、なんだか休んでなんかいられない年始の雰囲気でございます。
かと言って、ぼくのような自由業の者が、それも一般的には定年過ぎの年寄りなんですから、社会の動向に一喜一憂したり、焦ったりすることはないんですよね。そんな閑人といえども仕事しているとやはり社会との繋がりを感じまして、ついつい余計なお節介をしてしまいます。
今年はぼくの所属している「俳協」が創立50周年を迎えます。事務所のスタッフがいろいろ記念行事の準備を進めておりますが、この不況下だけに大変です。でも、なんとか世の中の沈滞ムードを撃破するような盛況を念じています。これを契機にプロダクションとして再開発できればと・・・・。
ぼくが俳協に入ったのは創立の翌年で、ですから在籍49年になり、すでに古参の部類なんですが、顧みると組織にあまり貢献して来ませんでしたねえ。もともと舞台をやるために演劇集団にも所属していましたし、劇団(こちらも中途半端になったが)に未練があったものですから。
若いころは誰でも生意気です。なかには謙虚な若者がいて、そういうのがやはり売れるんですよね。ぼくも最近は“どんな役でもやります”のスタンスでお呼びを待つ俳優ですが、これでいいのかどうか?謙虚さは歳の功で備わりますが、やはり演技者には気構えの点で確たる芯がないと──ね。
さてさて、今年も生涯現役の気概で通せるかな?・・・・いえいえ、俳優は待つのも仕事と言うけれど、己から攻めることを忘れてはいけませんね。
*俳協HP http://haikyo.or.jp/
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