2008年9月19日金曜日

生涯現役を貫くこと

 名脇役でお馴染みの菅井きんさんが先日「世界最高齢女優」としてギネスブックに載ることになりました。ご当人も吃驚したのか、いささか面食らっているご様子がマスコミ報道などで窺えましたが、現役の歳を云々するような名誉?はいかがなものですか。

 菅井きんさんといえばテレビの人気シリーズ「必殺仕置人」で主人公中村主水(藤田まことさん)の姑役など、個性的な役でよく知られていますよね。今回ギネスの対象になったのは今年12月に公開する映画「ぼくのおばあちゃん」という、榊秀雄監督の作品。

 ギネスはともかくとして、実力のある俳優さんが堅実な仕事をされていることが同業者として何より嬉しいです。

 これも先日観た映画ですが滝田洋二郎監督作品「おくりびと」(本木雅弘さん主演)で納棺師を演じた山崎努さん。そして本作で銭湯の女主人役の吉行和子さん。いずれも生涯現役の輝きを放っておりました。

 さて、私事ですが同業者とはいえまったくの無名俳優です。そして、たいした実績もございませんが、もうウン十年とこの道を歩み続けて参りましたので、願わくば生涯現役をまっとうしたいと考えております。

 で、身体が資本でありますから健康に留意して鍛えておりますが、さすがに歳を意識してハードな訓練は出来ません。幸い、自宅の近くに公園がありまして、そこで毎朝多勢の人が集まり(年寄りばかりですが)ストレッチとラジオ体操をやっています。

 これに週3~4日は参加していますし、足腰を鍛えるために歩いたり自転車走行を日常化しているんですよ。こうした運動(といえますか?)もウン十年と継続出来ていますが、俳優業を続けるための必要に迫られてのことで自慢にはなりません。

 世の中、米国のリーマン・ブラザーズの破綻などによる株価の暴落、事故米の氾濫、的外れな自民党総裁選など不安材料が目白押しです。のんきに自分の世界に浸ってはおれませんが、こんな時勢だからこそ自己の軸足を見詰めることも肝要かと思います。

 最後までお読みいただきまして有難うございました。

1 件のコメント:

Memorandum さんのコメント...

p-netbanking.jp様

 ご案内ありがとうございました。
 ぜひ、登録したいと存じます。
 どうぞよろしくお願い申しあげます。

 なお、コメント欄を見過ごしてご返事が遅くなりました。お詫びいたします。