2014年6月20日金曜日

映画『HUNGER/ハンガー』に注目!

 本年度・米アカデミー賞で作品賞他主要3部門を受賞した『それでも

夜は明ける』のスティーヴ・マックィーン監督は、2008年にカンヌ国際

映画祭に出品した長編デビュー作『HUNGER / ハンガー』にも俄然、

脚光を集めている。同作もカンヌでカメラドールを受賞しているが、内

容が衝撃的すぎて興行的にどうかという不安からか、一部で高く評価

されながらヒットにはいたらなかった。 しかし、作品の根底にある社

会性、人間性の真実が観る者の共感を呼ばないはずがなく、米アカ

デミー賞がキッカケになったとはいえ、前作が再び陽の目を見ること

になってよかった。これを機会にぜひ多くの人に観て欲しい。

[映画「HUNGER / ハンガー」のあらすじ]
1981年、北アイルランドのメイズ刑務所には(イギリスはサッチャー首相の時代) 政治犯としての権利を奪われたIRAの囚人たちが収監されていた。ボビー・サンズを中心とした彼らは、自らの信念を貫くため、様々な抵抗を重ねたが、看守たちはそれを暴力で制圧していた。あらゆる手を尽くしても変わらない惨状に、サンズは、最後の手段として暴力に依らない抗議活動、ハンガー・ストライキの実行を決意する。(パンフより)

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