日本の社会では大企業や中小産業の雇用で非正規社員・労働者の増加が問題化して久しいが、こうした大勢はますます進展する傾向に窺えます。将来的に一体、これでいいの?
いわゆる人件費の削減という意味では個人商店や自営業者も非正規と同様で、仕事に対する担保が社会的な制度として構築されないと貧富の格差が広がるばかり。
まぁ、この歳まで宮遣い(会社勤め)の経験がないので、問題の対処法など正直わかりませんが、私が携わってきた俳優業でもコストダウンは激しく、表面化しています。
例えばテレビなど映像の出演料、従来でしたら個々のキャリアや役の軽重を加味してランク付けされておりましたが、近年は1本(作品)ごとの契約制で決められています。
制作側の予算もあるのでしょうが、私の場合で言えば従来頂いていたギャラ(出演料)の2分の1(半額)か、ひどいものは5分の1、10分の1というのが現状です。
いえ、作品によっては例えノーギャラでも出演したい場合はございますが、世の中の風潮なのか、コストを抑えて創るという傾向がわれわれの業界にも出てきています。
人間だれにもプライドがありますから、それを傷つけられてまで仕事をしたいとは思いませんし、武士は食わねど高楊枝、痩せ我慢かもですが自己防衛でもあります。
今年もあと僅か、新年には消費税(8%)の値上がり、それに物価自体が諸々上昇しているので、海外旅行も先日のスペインで暫く打ち止めだなぁ~。
写真は世界遺産のサグラダファミリア(バルセロナ)で、日本人も関わって建設中ですが、実に見事な芸術作品でしたよ。
0 件のコメント:
コメントを投稿