10年も20年も前に出演した映像作品が、
テレビなどで再放送されることによって、
ぼくらのような無名俳優にも思わぬ収入がある。
作品や役の軽重にもよるのだが、
再放送料の名目で微々たる金額ながら、
いや、ときに予想外の高額もいただくことがある。
俳優の肖像権とか著作権(隣接権)は曖昧で、
職業的身分や保証制度はあやふやだけど、
再利用に対する支払い等の根拠は多分、
著作隣接権のからみがあるからでしょうね。
そして、PRC(映像実演権利者合同機構)や、
関連の業界団体の運動も見逃せません。
実は先日16日、俳優組織の日本俳優連合が、
西新宿の芸能花伝舎で俳優集会を開いたので、
ぺいぺいのぼくも勇んで出席しました。
今回は映画監督の著作権がテーマでして、
普段は創造上で関わる監督と俳優が、
ひとつの社会問題を語り合えて、面白かった。
日本映画監督協会の創立70周年記念映画、
題して「映画監督とは何だ!」が上映され、
同映画を脚本・監督した伊藤俊也監督と、
著作権委員長・梶間俊一監督をパネラーに、
ディスカッションの場をもちました。
会場には監督協会の会長・雀洋一監督の顔も。
映画では黒澤明、大島渚、山田洋次監督らの、
貴重なインタビュー場面のほか、
鈴木清順、緒方明、小栗康平、阪本順治、林海象、
成田祐介、若松孝二、山本晋也さんら監督が、
役者として多数出演している。
俳優は小泉今日子、原田芳夫さんら数人だけだ。
この映画のDVDが全国のDVDショップ・書店と、
インタネット通販でも販売されている。
発売・販売は紀伊国屋・映像情報部
URL http://www.kinokuniya.co.jp/
お問い合わせは http://www.dgj.or.jp/
一般の方がご覧になっても面白いですよ、きっと。
0 件のコメント:
コメントを投稿