2018年7月16日月曜日

西日本の豪雨災害

 7月5日に降り始めた雨が勢いを増して、翌6日~7日には岐阜から長崎に至る西日本の計9府県に甚大な災害を警告する気象庁の「大雨特別警報」が発令され、このブログを書いている16日現在で広島100人、岡山61人、愛媛26人など16府県にわたり計210人の死者、計20数人の行方不明者という大惨事になっている。

 そして、この豪雨被害は土砂崩れ、河川氾濫によって家屋の損壊などで計二千数百人が避難生活を余儀なくされているようだ。私はこの度の被災地とは圏外の関東(東京)の人間ですが、この国に住んでいる限り、7年前の福島沖を震源地として発生した東日本大震災の記憶も生々しく、決して他人事ではありません。

 まして西日本豪雨に先立つ6月18日には震度6の大阪北部地震が起きたばかりです。今度の豪雨災害でも痛感した事は、例えば1910年代、和暦で言うと大正時代ですが東京を襲った関東大震災、東京の下町に大被害をもたらしたこの震災については私など亡父(明治生まれで震災当時12~3歳)から聞いた話ですが、実際の体験者はもうこの世にほとんどいない昔話です。

 で、自然災害への対処となると、やはり時の政府に頼らざるを得ない。国を挙げての防災という点では、被災者の救済が何より優先事項でしょう。(今回はこれが随分後手に回っていたようですが)被災の怖さは、経験値を超えた今回のような災害が起こった時こそのものです。東日本大震災のときもそうですが、想像を絶する規模の災害です。

 今年は梅雨明けが例年より早く、関東・甲信地方も6月下旬に明けて、そのあたりからこれも例年にないほどの猛暑日が続いています。なんだか凄い異常気象を感じますが、季節の花も陽気に戸惑いながら開花しているようです。

写真は梅雨時の紫陽花で、すでに咲き終えていますが、この連日の酷暑は被災地の復旧・復興作業も難儀だろうとお察し致します。

 いずれにしたも予想外といいますか、予期できないのが自然災害で、被災は他人事ではなく生きてれば誰しも、経験したことがないような地震や風水害の脅威に曝されている、と思うのですが、これ日本人の宿命なのでしょうか
 
 日本には「天災は忘れた頃にやってくる」という諺がありますが、これがいまや当てはまらぬほど頻発するので用心が怠れなません。明日はわが身、と覚悟しておかなければなりませんね。


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